平野紗季子
(食べれない)フード天国
9/29(火)〜10/13(火)
新宿伊勢丹2F TOKYO解放区
CHIMASKIのsnackシリーズ及び、食べ物をモチーフにしたジュエリーで参加させていただいています。
平野さんの書く文章は切られたことにも気づかない程、鋭く優しい。
その平野さんが展開するお店はどんな風景になるのか、とても楽しみです。
隠岐 海士町(島)にて
CHIMASKIと京都造形大の学生30名がゲリラCafeをオープンしました。
NAGAGUTSU Cafe
10:00-22:00
text _2
この実験的なカフェは後鳥羽上皇が流された島の隠岐神社の鳥居の内側という他にはあまりないロケーションに存在することになりました。神社の敷地内の昔はユースホステルだった建物を選びました。そして都会にあるカフェを真似て作ることは容易にできますが、ここでしか作ることの叶わないカフェを作りたいと思いました。そこで全体のスローガンは“AMA deshika”(海士でしか)と決めました。
text_1で書いた通り、まずNAGAGUTSUであることがAMA deshikaです。そのためユニフォームもながぐつをはくことにしました。エプロンも漁業っぽいエプロンを試作しました。若い女子が着ると漁業エプロンもかわいらしくお洒落に見えます。
さらにテーブルや椅子は海士町で拾ったものをリメイクして使っています。カフェメニューも海士町で湧いている「天川の水」を使用した、コーヒーやかき氷を出すことにしました。
このような小さなことを重ねて、AMA deshika を実現させて行きました。
隠岐 海士町(島)にて
CHIMASKIと京都造形大の学生30名がゲリラCafeをオープンしました。
NAGAGUTSU Cafe
10:00-22:00
text _1
さまざまな目的のあるカフェですが、まずおいしいコーヒーを飲める場所が現在の海士町にはないということで、その場所を作りたかったということが第一義に挙げられます。また島の高校生が「お洒落していく場所がない」と語ったことから、その場所も作りたいと思いました。
トレード・マークとお店の名前を「長靴」にしたのは、この島で長靴で仕事している方が多く見られるからです。農業、林業、漁業、酪農はもちろん、役場の職員や観光協会の方まで、マイ長靴を持っています。
私たち都市での生活者にとっての「ほぼ使わない長靴」のイメージは、この島では「かなり日常的」でした。それらを観察しインタビューしたことから、私たちは生活に基づく、地に足が着いたファッションとしての長靴をお洒落な方向にディレクションできないかと考えました。ながぐつカフェという名前を提案したときの島の関係者の顔とその場の空気が印象的でした。明らかに自分たちらしさがあると感じてくれているようでした。そのような理由からNAGAGUTSU Cafe という名前が決定しました。